Prison Break プリズン・ブレイクの概要
2005年~2009年にアメリカで放送されたドラマで、シーズン4まである。2005年放送開始当初は、13エピソードで終わるはずだったが、人気により続編が作られた。そのため、辻褄の合わない部分ある。そこでストーリーをまとめてみた。
私の周囲ではシーズン1を見て、シーズン2で離脱した人も多い。その理由はツギハギのストーリーではないだろうか。しかし私は、シーズン1よりシーズン3~4が好きである。シーズン1で離脱は絶対に勿体ないと思う。
「大脱走」「パイヨン」「ショーシャンクの空」のようなドラマを作りたいという制作者側の意向で制作されたプリズン・ブレイク。「大脱走」などの脱獄映画を好きな人はシーズン1は嵌るだろうが、3以降が面白い。
プリズン・ブレイク シーズン1のあらすじ
リンカーン・バローズはテレンス・ステッドマン(副大統領の弟)殺害事件容疑で死刑判決を受ける。リンカーン・バローズの弟、マイケル・スコフィールドは兄の無実を信じ、兄を脱獄させようとする。
マイケルは、建築家であり、兄リンカーンが収容されているフォックスリバー州立刑務所の設計にも携わっていた。
登場人物・人物相関図
犯罪者
- マイケル・スコフィールド 主人公
- リンカーン・バローズ マイケルの兄
- フェルナンド・スクレ マイケルの同房者、従兄の罠で逮捕
- セオドア“Tてぃバッグ”バッグウェル 凶悪犯
- ジョン・アブルッチ マフィア 航空会社を経営(刑務作業の指揮官)
- チャールズ・ウエストモアランド ハイジャック事件で身代金と一緒に消えたD.B.クーパーとの噂
- シーノート 刑務所内の物資の調達に長けている
- ヘイワイヤー 統合失調症
- トゥイーナー スリ(脱獄では時計を盗む)
刑務所関連
- サラ・タンクレディ 診療所の医師、知事の娘、元麻薬常用者
- フランク・タンクレディ イリノイ州知事であり、サラの父親
- ポープ所長 刑務所の所長
- ブラッド・ベリック 刑務長
- ロイ・ウイリアム・ギアリー 刑務官(金品を巻き上げる)
刑務所外
- ベロニカ リンカーンの元恋人・マイケルの幼馴染み
- ニカ・ヴォレク マイケルの妻(偽装結婚)
- ポール・ケラーマン レイノルズ副大統領のシークレットサービス
- ダニエル・ヘイル 副大統領のシークレットサービス
- ニック・サブリン 再審請求を扱う事務所ジャスティスの弁護士
- リンカーン・バローズ Jr ”LJ” リンカーンの息子
プリズンブレイク 相関図
プリズン・ブレイク登場人物の犯罪歴
名 | 犯罪 | 刑期 |
---|---|---|
マイケル・スコフィールド | 銀行強盗 | 武装窃盗で懲役5年 |
リンカーン・バローズ | ステッドマン殺害容疑 | 殺人で死刑 |
フェルナンド・スクレ | 窃盗(野球レアカード) | 過重窃盗で懲役5年 |
セオドア・Tバッグ・バッグウェル | 少年少女6件のレイプ犯 | 誘拐強姦殺人で終身刑 |
ジョン・アブルッチ | 殺人(フィバナッチの証言) | 殺人で懲役120年 |
シーノート | 窃盗 | 盗品所持で懲役8年 |
プリズンブレイク マイケルが脱獄のために行ったこと
1.フォックスリバー州立刑務所へ
- 刑務所の設計図をタトゥーの柄にして体に彫る。
- 銀行強盗を行いフォックスリバー州立刑務所に投獄される。
- 糖尿病を装い診療室に入る。
2.糖尿病を装い診療室へ
- ボルトで6角棒を作り、洗面台のネジを外す。
- 糖尿病を装い定期的に診療室に入るために薬をシーノートが調達する。
3.同房者を誘う
- 同房者スクレを脱獄計画に誘うが、スクレは関与を拒否する。
4.配管を腐食させる
- 新しい同房者のヘイワイヤーを精神科棟に戻す
- スクレが脱獄計画に参加
- アブルッチが脱獄計画に参加
- 除草剤で配管を腐食させる
5.脱出ルートの確認
- イングリッシュ、フィッツ、パーシー、3つの通りのうち、脱走ルートとして適している通りを確認する。
6.暴動を画策
- 房内監禁命令が出るように暴動を施策。
7.排水路
- 排水路への壁に穴を開ける。
8.刑務官休憩室の地下を掘る
- チャールズ・ウエストモアランドを仲間にする。
- 刑務官の休憩室に放火。
- 刑務官の休憩室の修理と見せかけ、地下を掘る。
10.地下を掘る
- アブルッチの刑務作業の指揮権を復帰させる。(※下記アブルッチ参照)
- シーノートが計画を知り、脱獄計画に参加。
11.見回りの時間を計る時計と偽造キー入手
- ニカ(妻)がマイケルにカードキーと腕時計を渡す。
- ギアリー刑務官に時計を取られる。
- トゥイーナーが時計を取り戻す。
- ウエストモアランドが計画に加わる。
12.脱獄メンバーを減らす
現時点の脱獄メンバー マイケル、リンカーン、スクレ、アブルッチ、シーノート、Tバッグ。脱獄チームから1人減らそうとする。Tバッグがアブルッチののどを切る。。(※下記追放を参照)
13.脱獄失敗
- リンカーンを独房から出す。(薬を使用、食中毒の症状で診療室へ移動させる)
- 診療室で腐食させていたパイプが交換されていて、脱獄に失敗する。
2度目の脱獄計画
脱獄を失敗したことで死刑執行を遅らせることを考える。死刑執行を遅らせるために電圧線を壊すが、べリックに見つかる。その後、ステッドマンの遺体が偽物であるという証拠が届いたためにリンカーンの処刑は延期される。
1.精神科棟に侵入
脱獄計画を再開する。
- 精神科棟に侵入し、診療室へのパイプを見つけるが火傷を負い、タトゥーの一部が消える。
2.精神科へ
- 精神錯乱を起こした振りをする。
- 精神科棟に移る。
- 消えたタトゥーの部分を知っているかも知れないヘイワイヤーの協力を得る計画。
3.刑務所内の地図
- ヘイワイヤーの記憶を取り戻させ、タトゥーの一部(地図)を描く。
4.診療所の鍵を盗む
- 診療室の鍵をサラから盗むが、鍵の紛失に気付いたサラは鍵を交換する。
5.所長室へ
- サラに脱獄について話し、診療室のドアの鍵を開けておくように話す。
- トゥイーナーが脱獄チームに加わる。
- タージマハルの模型を壊れるように細工し、所長室に呼ばれる。
6.脱獄
- 所長にリンカーンを懲罰房から診療室に移させるように命令させる。
- 所長を閉じ込める。
- 抜け穴を通った後、患者の振りをして精神病棟へ。
- ヘイワイヤーが脱獄チームに加わる。
- 精神病棟から診察室へ移る。
- 怪我したウエストモアランドが脱落、500万ドルの在りかを教ええる。
- 診察室から外に出る。
脱獄したメンバー8人
マイケル、リンカーン、スクレ、アブルッチ、ヘイワイヤ、シーノート、Tバッグ、トゥイーナー
- ヘイワイヤーとトゥイーナーがチームから追い出される
- アブルッチ手配のバンで逃げるが、ティーバッグは手錠で繋がれた手首をアブルッチに切り落とされ追放される。
フォックスリバー州立刑務所での出来事
Tバックとの出会い
刑務所内で暴動が起こり、Tバックの同房者が殺害され、マイケルが疑われる。また、マフィアのボスであるアブルッチは自分を売った人間の情報を得るためにマイケルを拷問する。(シーズン1-2)
スクレが計画に参加
スクレは脱獄計画の関与を拒否したが、婚約者を横取りされるのを防ぐため脱獄計画に参加することを決意。スクレの代わりに同房者となっていた統合失調症のヘイワ―ヤーを精神科棟に戻すのに成功し、スクレは再度マイケルの同房者となる。(シーズン1-4)
アブルッチが計画に参加
アブルッチが航空会社を経営していることから、マイケルは脱獄の時にアブルッチの協力を得たかった。マフィア組織のために、アブルッチは警察に通報したフィバナッチの居場所を突き止めなければならなかった。マイケルは刑務所に入る前からフィバナッチについて調べていて、それをエサにまアブルッチが仲間となる。(シーズン1-4)
Tバックが脱出計画を知る
房内監禁命令が出るように暴動を施策するが、大暴動に発展。Tバックと刑務官が洗面台裏の穴の存在を知る。診療所のサラが襲われる様子を知ったマイケルは、脱獄ルートを使ってサラを助ける。(シーズン1-6)
ウエストモアランドが脱獄チームに協力
刑務官の休憩所に唯一出入りしているチャールズ。飼い猫をべリックに殺されたことで計画に協力する。休憩室への放火。(シーズン1-8)その後、脱獄チームに参加する。(シーズン1-10)
アブルッチが刑務作業指揮権を剥奪される危機
アブルッチはマフィアのファルゾーニから送金してもらい、ベリックにワイロを渡し、刑務作業指揮官の座についていた。しかしファルゾーニはアブルッチがフィバナッチの情報を得られないことでアブルッチを見限り、送金が止まり、ワイロを渡せなくなってしまう。(シーズン1-9)
ファルゾーニにフィバナッチの居場所を教えたことにより、アブルッチへの送金が再開され、刑務作業の指揮権が復帰した。(シーズン1-10)
シーノート脱獄チームに参加
物資を調達していたシーノートはマイケルの目的を探り、脱獄チームに参加することとなる。元イラク駐留陸軍の軍人で、正義感が強いことから米軍の捕虜虐待を告発しようとしたところ、不名誉除隊処分された。家族にはイラクに駐留していると嘘をついている。(シーズン1-10)
脱獄チームから1人追放
マイケルは脱獄チームからティーバッグを追放するつもりでいたが、Tバックは刑務所外の仲間に「自分が脱獄しなかったら通報するよう」に伝えていた。アブルッチの部下がTバックの仲間を殺害。ティーバッグがアブルッチの喉を切る。(シーズン1-12)
リンカーンが独房に投獄
脱出計画を守るためにリンカーンが暴動を起こし、独房に投獄。脱獄時、食中毒の症状を起こす薬を飲ませ、リンカーンは診療室に入る。(シーズン1-13)
マイケルの火傷
マイケルは脱出ルートを見つけるために精神科棟に侵入するが、戻る時に火傷してしまう。サラは、マイケルの火傷部分からマイケルが精神科棟に侵入するための刑務官の服の一部を見つける。
マイケルの房を競売
火傷の詳細について話さないマイケルは懲罰房に送られ、マイケルの房が競売にかけられる。脱獄チームは、マイケルの房を守るためポーカーのいかさまにより資金を得るが、刑務官キアリーは値を吊り上げる。刑務官キアリーはマイケルにより窃盗を告発され、解雇される。
ステッドマン殺害の黒幕
リンカーンは父によりステッドマン殺害の黒幕について知らされる。
ベリックが穴を発見・ウエストモアランドが負傷
ウエストモアランドは穴を発見したベリックを気絶させるが、負傷する。
刑務所外での出来事
ケラーマン
マイケルの幼馴染でありリンカーンの元恋人であるベロニカはテレンス・ステッドマン殺害事件の調査をしていた。(シーズン1-2)ベロニカは、ステッドマン殺害事件の情報を持っている女性と会うが、女性はシークレットサービスとしてレイノルズ副大統領に仕えるケラーマンに殺害されてしまう。(シーズン1-3)
ケラーマンはマイケルとリンカーンが同じ刑務所に収監されていることを知り、マイケルを他の刑務所に移送させることとするが、ホープ所長により移送は阻止される。(シーズン1-5)
証拠品の偽造
再審請求を扱う弁護士ニックがベロニカの協力者となる。ベロニカとニックは、ステッドマン殺害事件の証拠品であるテープが偽造されていることに気付く。しかしテープは消える。(シーズン1-5)
ニックはリンカーン逮捕に繋がった匿名の電話の発信地がワシントンD.C.であることを突き止める。(シーズン1-6)
ケラーマンとヘイルに指示している人物は副大統領
副大統領のシークレットサービスであるケラーマンとその部下ヘイルはベロニカとニックの命を狙う。また、LJの両親を殺し、LJを犯人に仕立てた。(シーズン1-8)後に、LJは逮捕される。
ステッドマンは生きている
ヘイルはベロニカにステッドマンは生きていると言い。その証拠書類を渡そうとするが、ケラーマンに殺される。(シーズン1-13)
ステッドマンの遺体が偽物
ステッドマンの遺体が偽物という証拠が届き、ベロニカとニックは遺体を掘り起こすが、歯の治療痕がステッドマンと一致する。(シーズン1-15)
ステッドマンと会う
ベロニカは生きていたステッドマンと会う。